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未熟者

人の言ったことをすごく気にする人がいる。
知らぬが仏という言葉がある。
誰かが本人のいないところで其の人のことをあまり良く思えないような噂話をしたとする。 こんなときは本人の耳に入れないようにするのが良いと私は思っている。だから私はその噂話も上の空で聞くことが多い。自分の頭の中に残っていないことは他の人に吹聴することもできないから。

当人の耳に入ればその人は気にして悩む。知らなければ知らないで平常心でいられることが多い。 
本当のことを知ると、悩んだり怒ったりすることが、知らないことによっておだやかな気持ちでいられることもある。
聞かされたことも聞かなかったふりをすることが必要な時がある。
批判されていた人に報告する必要もない。 
知ることが全てではない!。
このような考えは間違いだろうか? こう考える自分は正しいと思うのは私が未熟者だから?
 

常々気になっていることが有る。
多くの人が集まった時必ず何かを発言しなければいられない人がいる。
何でもかでも全てを知ろうとシャカリキに要らぬ質問をしたり、時には今話したばかりのことを繰り返し質問したりする人がいる。
こういう場面に出くわしたとき私は非常に不愉快になる。
もっと人の話を集中して聞いたら! 本当に知らないだろうと察しの付く人もいるが(そういう人は当然聞くことは許されるであろう。)しかし本当は知っていることを改めて質問する人にはそんな分かり切った質問はしないで! と感じるからである。

でも夫はそういう人を必ず弁護する。
「その人はきっとその時 体調が悪かったんだよ。」
「その人は 耳が悪いんだよ」と・・・・・・・私を諭す。

そうか!そう達観すれば良いのだな。しかし、そう思いつつも私は矢張り気になる。 そんな寛大な夫が恨めしくもあり、その優しさに感服もしている。

人は一人一人違うのだ。自分とは同じではないのだという開き直りの精神も必要なのかもしれないとつくづく思う今日この頃でもある。いつ このような煩悶と断ち切れるときがくるのか?

人生の折り返し点をとっくに過ぎた私は まだまだ未熟者である。
いつになったら熟すのやら・・・・・。

by aakinishi | 2012-08-16 09:42
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