この雑感はいつも使用済のお箸袋収集にたくさんのご協力を下さっている人への状況報告にも変えたい。
暫くこの使用済お箸袋収集ボランティアを続けている中、そのうちのある方々から車いすにはかえられたのか? また 協力者へのあいさつ文くらい出していただいたらどうかというご質問やご意見をいただいた。 最も至極と感じ早速私がお渡ししているMさん(プライバシイにかかわることなので敢えて頭文字にさせていただきます)にその大本(おおもと)についてお聞きしたところ解らないとのことだった。本来ならこのボランティアの大本からご挨拶すべきと思い、私なりの追跡調査を開始した。 先ずMさんが持って行っているというKさんの家にたくさん集まったお箸袋を私自身で持参してお聞きしたところ、そのKさんも解らないとのこと。その上 Kさんは車がないので Oさんに取りに来ていただいているという。そこでその Oさんにお電話をして大本についてお伺いした。するとそのOさんも自分が大本ではないのでボランティアの名称もわからないという。これで3人目である。しかし大本は三咲に住むTさんだということが判明した。 Mさんから始まり Kさん Oさん Tさん・・・4人目にしてようやくという思いであった。 この頃から少しずつ疑心暗鬼になってきたこともゆるがせない。どうしても大本を知って皆さまに車いすに変えられたのかどうか、またはいつもの協力している人たちへの一回くらい挨拶の言葉なりをくださってもよいのでは?という思いに駆られ Oさんが運んで行っているというTさんの連絡先を聞き、早速電話をした。 すると何とその方は声で分かったのだが私の知っている人だったのである。それで事情を話した。すると彼女は自分よりさらに大本がいるということをおっしゃった。それならその方の連絡先を教えてほしいと申し上げたところ言葉が俄かにしぶり「言えません。もしここへ収集することがいやなら他に持っていったら・・・」という答えが返ってきたのである。何故言えないのか? 私には全然わからない答えであった。何か云えない事情があるのだろうか? ますます疑心暗鬼!! この言葉を聞き私は非常に腹が立ってきた。多分この時の私の声はいつもより荒いものだったに違いない。「あなた何をおっしゃってるの?なんで良いことをしているのに教えられないのですか?私のところへ持ってきて下さる全ての人は皆 これで車椅子に変えられるのなら…という一人一人の善意がつまったものなのですよ、それなのにその言い方は何ですか!でも もし今 言えないのなら後で連絡を下さい。待ってます!!」と矢継ぎ早に話したところ・・・しばしの沈黙の後、彼女いわく「はいわかりました。後で連絡をいたします。」という返事が返ってきたので私は返事を待つことにした。それから、待てど暮らせど返事がないまま3週間が過ぎようとしていた。 私のところには またまた善意の人たちが届けて下さった箸袋の入った段ボール箱の山が出来、車の後ろのトランクは一杯になった。 彼女の誠意のなさに業を煮やし、このころから私自身が集めて下さる方たちにとても申し訳ないことをしているように感じ始めたのだった。 そこで彼女の家に私自身で届けることにして彼女の家を訪ねた。その日は丁度外出中とのことでご主人にお会いした。「これは女房がやっていることなので…」という返事だったので彼女不在なら仕方ないと名刺をお渡しして、ご主人に 以前 連絡をお願いしてあることを申しあげ、再度連絡を待っているということを告げ帰宅した。それからまた時間は経過・・・・・あれから一カ月ほど経過をしたが音沙汰はない。最初の接触からすでに2カ月以上が経つ。またもや私の車のトランクの中は箸袋の山となっている。再び彼女の家に直接届けることにした。 2013年 6月8日昼の12時過ぎ 玄関チャイムを鳴らすと「はーい」と女性の声がする。ああ今日は在宅だ・・・答えを聞けると少し安堵した。家の中から出てきたのはまさしくある団体で一緒だったあのTさんだった。私の顔を見るなり本当にバツの悪そうな顔つきをして「あー、」と言って一瞬 間を置いた後の開口一番「連絡をしないでごめんなさい・…」だった。そして私がまたお箸袋がたくさん集まったので持ってきたことを伝え、返事を待っていたことも伝えると「私今体調が悪くて…このボランティアも辞めようかと思っているの。そこに置いていってください。」という。 実際のところ、私にはそんな返事を期待しているのではない!と言いたかった。しかしぐっとこらえ、とりあえず この箸袋をどこに持っていくのかと聞くとどうも県外にまとめるところが有りそこまで彼女が運んでいるとのこと。次に車いすに変えられたのかと問いただすと確かにゲットできたという。 その旨を聞いた私は即決し、これで私の収集は終わりにしたいので今まで協力いただいた方々へご挨拶状をお渡ししたい旨を伝えた。しかしTさんは自分で挨拶文を渡すとは言わない、結局私が代わりにあいさつ文を書くことになったが文章の中に自分の名前を出してもよいという。何と身勝手な言い草!と思いながら、今まで自分たちは長い間いかに曖昧に協力をしてきたものと反省すらもした。でも決して悪いことをしたのではないことが確かであるので協力に対してはその善行を自他ともに認めたかった。 協力者への挨拶文の中には 1.これまでの協力への感謝の意。 2.お陰で車椅子に交換できたこと(何台かは定かでわない) 3.市内でのまとめ役のTさんの体調が悪いので今日を以て箸袋集めはストップする 以上3点を皆様にお伝えすることでこのボランティアに終止符を打つことにした。 考えてみると折角の善意で協力をしてきたが何と後味の悪いものであったか・・・Tさんの曖昧さを批判すらしながら終止符を打たざるを得なかった自分と協力を続けてきて下さった多くのかたがたのお人よしぶりを見返った結末であった。 反面 自前の開き直りの精神で・・・・まあ 良いことをしてきたのだと割り切ればいいや! と己にいって聞かせた私でもある。
by aakinishi
| 2013-06-28 10:57
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