イタリア旅行10日間 ―その2-

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5月29日(月)シエナ、アッシジ
2時間ほどバスに揺られてシエナの町へと向かった。山道が続いたがバスの窓から眺める景色は美しく、変化に富んだ素晴らしいもので飽きる事も知らずに目的地に着くことが出来た。サンドメニコ教会の前でガイドさんに会い小高い丘からドォーモとマンジャの塔を眺め次に聖カテリーナの礼拝堂の前を通りドラゴンの旗がひらめく街中を歩きサリベーニ広場という所には世界で一番古いといわれている小さな古い銀行を見た。トロメイ広場では狼の乳を飲むロムルスとレムス(?)の双子の像を見た。名前は思い出さないが有名だというF1レーサーの実家だという家の前を通り、皇后陛下 美智子様がコンサートを開いたという音楽学院を通過しドォーモに向かった。ドォーモからカンポ広場に行き、美味しいのでお土産に最適と聞いたパンフォルテを試食した。丁度日本のゆしべのようで程よい甘さの品の良い味としゃれた包装のお菓子であった。昼食はラザニアと牛肉のワイン煮で大変美味だった記憶が残っている。そしてつぎはアッシジの街へ・・・。アッシジで記念に孫たちにT-シャツのお土産を購入した。聖フランチェスコ教会の中ではまたまた有名な絵画を多く見ることができた。時代からして宗教画がほとんどであるが、本物に出会えた喜びを感じた。

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5月30日(火)ポンペイ、ナポリ、ジェット船
今日訪れる古代都市の遺跡ポンペイも是非見ておきたいところであった。まずジュピター神殿を背に写真を撮り、当時生活の備品であった陶器や壷などがずらりと陳列してあるホツレアに向かい、そこに逃げ遅れて息絶えた人々、動物の姿、形が共に展示されていたのを見たときは現実はいかほどの恐怖だっただろうかと想像して胸が詰まった。遺跡は広く残されており、当時の水道設備や歩道設備も整っていたことが良くわかる道を経てパン屋の粉をひく碾き臼や居酒屋の店先なども覗き見ながら、「サルティウスの家」にたどり着いた。そこには屋根から自然に溜まって落ちる雨水を貯水する施設、庭を実際より大きく見せるための壁画の構図など感嘆するに値するものが残されていた。ここはわたしにとって絵画のモチーフになる場所でもあった。しかしデッサンする時間の余裕が無かったのは大変残念であった。ゆえに写真にたくさん収めてきたので後刻絵画してみようと思っている。
昼食はイタリア名物料理 ピザ!ピザカプリチョーザやカプリサラダを食したが 余りの量の多さにまず辟易したのか勿論全部は食べられるはずも無く3分の2ほど残してしまった。味も期待していたほどではなく少少残念でもあった。日本で食べるほうが美味しいと感じた。こんなにたくさん食べるからあんなに太るんだと心の中でつぶやいた。
ポンペイを後にして、次にナポリの町をバス車中より観光して回った後カプリ島へ向かうためジェット船に乗る。ところがこの日めったに無いほどの波の高さに乗客のほとんどが船酔いし、正に魔の航海となった。潮風に当たりながら行きたいと思って上の甲板にある席をとった私と夫を含む数名のみが平静を保っていて驚かれた。しかし船が揺れるたび、波しぶきがまともに当たり大変な騒ぎでもあった。老夫婦と若い外国人カップルも同じ場所にいたが大きく揺れるたびに互いにかばいあってカプリ島に着くまでじっと耐えていた。
最後は互いに目と目を合わせ「お互い無事で良かったですね・・・」と笑顔でうなづき無言の挨拶をしてわかれた。添乗員さんさへこんな経験は初めてだといっていた。きゃーきゃー言いながらのこの体験もあー面白かった!!と言っているのは私だけかも知れぬ。

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5月31日(水)カプリ島 
イタリア有数のリゾート地カプリ。この日は余り気温も高くなく昨日の波の高さが信じられないほど波も静かで、空気も大変さわやかな一日であった。青い海と青い空、断崖に点在する白い家並み。このコントラストは実に鮮やかでしっかりと目に焼きついている。宿泊したホテル「クリスティーナレジーナ」は部屋に一歩足を踏み入れた所にタイル画が敷き詰められており、洗面所、ベッド、調度品など全てが明るくセンスの良い物で統一されておりこの部屋で過ごすのはたった2日間のみではあるが急にお金持になったような錯覚さへ覚えた。ところが一番期待していた「青の洞窟」が風が強いという理由で中まで入ることが出来ず入り口を垣間見ただけとなってしまった。翌朝もトライしたがこれも空振りに終わってしまった。聞けばこの季節「青の洞窟」に入る事が出来るほうが珍しいとのこと。仕方ないと諦めるより無かった。
ヴィラ、サン、ミケーレの崖から見たテルニア海も印象的であった。32度という「レモンチェロ」というアルコールを試飲したが甘酸っぱい美味しい味で、カラフルなそしていろいろな形の可愛いビンに詰められ陳列されているさまは多勢の気を引いていた。私もご多聞に漏れずグリーンとイエローのツートンカラーの可愛い 長靴の形をした容器に入った「レモンチェロ」を自分が飲むために購入してきた。飲みやすい味なのであっという間に空になった。シーフードリゾット、イカフライ、えびのから揚げなどなどすべて ここの食事は美味しかった!
午後は各自リフトに乗ってモンテソラーロの上からの景色を楽しんだ。わずか2日間の滞在であったのが残念なくらいおしゃれで美しくてもう数日間滞在して、ゆったり気分を味わっていたい所でもあった。それにしても「青の洞窟」に入ることが出来なかったのは悔やまれる。帰りの海は穏やかで船酔いする人は一人として見当たらず、互いにカプリ島の余韻を楽しんでいた。


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6月1日(木) ローマ、バチカン
昨夜はこの旅行中で初めての雨が降った。しかし朝起きると其の雨もやみ、やっぱり私も夫もはれ男と晴れ女だと互いに相槌をうった。今日が最後の観光である。そして期待していたローマ、バチカン帝国に行く日である。バチカン博物館の団体入り口は制限があり折角7時半にホテルを出発したのにも拘わらず、結局一般入り口の列に並ぶ事になり他の外国人との挟間に入って約45分ほどで中に入ることが出来た。中はたくさんの人で溢れかえっていたが、ガイドさんのはからいもあり人の波にのりシスティーナ礼拝堂に入り、あの有名なミケランジェロが450日余りで仕上げたという「最後の審判」を見ることができた。これは感動ものであった!
約1時間というもの、しばらく身動きもせずこの大作と見合っているだけでよかった。
次にサン・ピエトロ大聖堂を出て、コロッセオに向かった。コロッセオは周囲約527メートル、高さ48.5メートル収容人数5万人の4階建ての円形闘技場である。ここで日々、残酷な闘技会が市民の最大の娯楽で、剣闘士や猛獣たちの戦いが繰り広げられていたのだとしみじみ眺めた。午後は大好きなヘップバーン主演の「ローマの休日」の軌跡をたどった。
まず、バロック芸術の最古傑作とたたえられているローマ屈指の噴水「トレヴィの泉」。泉に背を向けてコインを投げれば願い事が叶うという言い伝え通り、私たちも二人も心の中でそれぞれの願い事を思いながらコインを投げ入れた。きっと叶うと信じて・・・。 
「スペイン広場」もおなじみ。ヘップバーンがアイスクリームを食べながら腰掛けた階段の途中にある台座に、これまた映画の中のアン王女のごとく同じポーズで腰掛けてきた。不思議なものでこんな体験をしているとグレゴリーペックやヘップバーンが出てきそうな錯覚をも感じた。ロバートテイラーとヴィヴィアン リー主演の「哀愁」とともに 私の中では忘れられない青春時代の名画でもある。
夜はカンツォーネディナーで楽しんだ。ディナータイムには少し早かったせいか、最初のうちは貸し切り状態のようで大いに盛り上がった。イタリア語と日本語のハーモニーで「フニクラ」や「オーソレミヨ」など何曲かを歌い楽しんだ。旅に音楽と踊りがあると雰囲気が最高になる。これもこの旅の良い思いでとなった。!みんながオープンになり、最後の夜を謳歌した。明日はとうとう帰国の日だ。

6月2・3日(金・土) 帰国
あっという間の10日間だった。 旅は楽しくなければ・・の信条の元でいつも楽しい旅で終わるのだが、今回も良い旅であった。添乗員さんも同行の皆様とも親しむ事が出来たし、何事も無く過ごせた10日間であった。6月3日は船橋市の一小市民に戻り、再び多忙な毎日が始まるわけだが心を充電させてきたのだから頑張ろう!そんな気持ちでこの旅も終わった。


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by aakinishi | 2006-11-17 00:37 | Comments(2)
Commented by uretiko at 2006-12-07 22:20 x
小生も、97年に似たような旅程でイタリア旅行をしました。やはり、大変な歴史を誇る街であり国ですから、見るものは多かったですが、AKIさんも言うように、余り美味いイタリア料理に出会いませんでした。どういう訳か、シンガポールで食べたイタリア料理がこれまでで一番美味かったように思います。ローマに三泊しましたが、見残したところが多く、もう一度ローマだけは行きたいと思っております。
Commented by AKI at 2006-12-10 00:09 x
来年5月、東欧に旅してみたいと思っています。
美しい景色の中で、学生時代に楽しんだ東欧各地のフォークダンスを地元の人たちに混じって踊ってみたいというのが夢です。
歌と踊りは人生の楽しさを倍増してくれます。そういうツアーを望んでいるのです。見つけることが出来ると良いのですが・・・・。気持ちだけはまだまだ若い私です。
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