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K. Y.


2007年度の流行語対象にノミネートされたK・Y・と言う言葉がある。

若い世代、特に女学生間で略語として使われていた言葉らしい。

Kとは空気のこと・Yとは読めないと言う略なのだそうだ。 
その場の雰囲気や状況などを察する(感じる・掴む)ことを「空気を読む」とも表現するが、
KYはこの「空気」と「読む」の頭文字で、その場の雰囲気を掴めない、主に空気が読めない人を意味するのだそうだ。周囲の状況にふさわしい言動ができない人への警告なのかもしれない。


そういえば、いろいろな人に会う機会を多く持つ私も、その場その場において時々なんとこの人は空気を読めない人なのだろうと感じることがある。
いわゆる K・Y・という言葉を当てはめて考えさせられる時がある。
何分か前に話が終わっている事柄を再び持ち出して話す人・・しかも声のトーンが前よりあがっているのである。

今その話を持ち出さなくてもよいのではないかと思うときに突如として話し出す人など最たるものではなかろうか。

「一体なにを聞いていたの?」「今は 関係のない話でしょ」と首を傾げたくなる。
しかしそのような時決まって聞いている他の人々は笑うのである。話した人には何故笑いをとったのか解っているのだろうか? と意地の悪い考えもしてしまう。

だが、コミュニケーションと言う観点から考えれば、お互いの意思疎通なわけで、その巧さこそがコミュニケーションとも言えそうだ。

自分とは異なる考えを如何に理解し、その上で自分の考えを相手に伝え、納得させられるか どうかであるはずだ。

問題はタイミングなのではなかろうか。「大勢と同調できる能力」と「コミュニケーション能力」が備われば人から「空気を読みなさい!」という叱責は受けずにすむだろう。

最近、次々に処理しなければならない事が重なり、余りにも忙しすぎて余分を考える事が出来ない日々が続いていたが、何かを見つめ、自分なりに考えてものを言ってみたいなどと考える事が出来たという今日のこの時間は、きっと頭の中と心の中に少し余裕が出来たのかもしれない・・・・。
by aakinishi | 2008-02-08 23:56
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