人気ブログランキング | 話題のタグを見る

乗馬体験


三月半ば、私の属しているあるグループの一人のお世話で館山の保養所に一泊の旅をした。

その保養所に程近い場所に乗馬を体験できる所があると聞き 以前から正しい馬上姿勢は、毅然として美しいものと感じていたことも手伝い、興味半分、はじめての体験をしようと仲間3人で繰り出した。

お天気に恵まれ、緩やかな日差しの中ではじめての乗馬を試みる。 
先ず乗馬用の長い靴に履き替え、馬と対面。 対面した馬は2頭。馬は全て元競馬で活躍していた競走馬だったという。

乗馬体験_d0053828_1626216.jpg

馬の姿はとても美しいけれど、大きくて 蹴られないかとか もしかしたら 咬まれたら怖い とかいうイメージがあったのだが指導者の言われるままに先ず対面して仲良くなる為に顔をなでてあげ、人参を一本ずつ食べさせることからトライしたのだが、馬のほうが気を使ってくれたのかすんなり触れる事が出来てほっとした。

最初に接した馬はとても優しくおとなしくきれいな大きな目をした茶色の美しい艶のある馬だった。この馬は北島三郎所有の馬だったといい名前は「サブちゃん」という馬だった。 

次に騎乗の手ほどきを受けた。 忘れないうちに整理をしてみた。

騎乗の仕方

1.手綱を頸の付け根の所で左手に馬のたてがみと一緒に握る
2.左足をアブミにかける
3.鞍後部に右手をかけ、タイミングよく左足のアブミの上に立つようにしてから右脚を後へ上げ鞍に座る
4.最後に右側のアブミをはいて、左手をたてがみから離し馬の肩を叩いて 「宜しくね」 の挨拶をして馬を落ち着かせる
5. 両手に手綱を分けて持ち乗馬は終了

下馬の仕方
乗馬の逆の手順の動作をする

1.馬の肩を叩いて、「騎乗させてくれてありがとう」と謝意を伝える。
2.両方のアブミをはずし、両手綱を合わせ左手で持ち、右手を鞍前部に置き、体重をかけながら右足を馬のお尻を越えて左足にそろえて降りる。

乗馬体験_d0053828_16341594.jpg

手綱の持ち方

小指と薬指の間を通って親指と人差指の間へ抜けるように持ち、手綱のあまりの端は、
親指の側から外へ出して馬の頸の右側へ垂れるようにする
(常に親指と人差し指が手綱の金具のついたところから離れないようにする事と注意があった)

馬を前進させるには

手に持っている手綱を少し前にゆるくして馬が首を伸ばすことができるようにし、
両脚で馬のお腹をトントンと軽く蹴る。そうすると馬は前に歩き出す。

軽く馬の腹を蹴っても動かない時は鞭をつかってもよいとの事だった。
が、余り鞭を使いすぎても馬の為に良くないと忠告があった。

騎乗中の注意として

腕は肩から自然に下へ向い、肘を半分曲げた状態で手綱を握り、あごを常にまっすぐ水平に4~5m前を見ること。こうすると姿勢が良くなるようだ。

乗馬体験_d0053828_16341069.jpg

馬を停止させるには

体を真直にしたまま手綱を内側に握りしめるようにして手綱を控えると 馬は除々に進むのをやめ停止する。
このようにしてブレーキをかけるのだと感じた。

馬を左右に曲げるには

馬には、手綱(拳)・脚等の操作によって騎手の意志を知らせ、これに服従させる。
手綱を使い(一方側の拳及び腕を静かに側方に開く=引く)、進みたい方向に馬の頭を向け、曲る方向に体重をかけてやるとそのとおりに従ってくれる。

手綱は馬を前進させることや全く反対に停止、叉は進む方向を変えさせる時に使われることが主で、拳の微妙な操作が重要だという事を身を持って体験した。

指導者は言った。 『あなた方のご主人を操縦するのと同じですよ!』と・・・・・。(笑)


春の日の短時間での心地よい体験だった。
by aakinishi | 2009-03-30 16:46
<< 信念と理念の下に・・・。 春の訪れ >>