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小学校の卒業式に参列

平成25年3月19日市立のとある小学校の卒業式に来賓として参列した。
自分が経験して来た卒業式とは、時代も環境も異なるから、当然式の内容は大きく変化していた。

少子化時代の中で・・・・・ 今日の卒業生の人数は一クラスしかなくわずか38人だとのことである。

朝からの天気は、子どもたちの前途を祝福してくれているかのような日本晴れ。
ちらほらとさきだした桜の花、急に春めいた日、卒業証書授与式も暖かい日射しの中で行われた。

体育館兼講堂で行われた卒業式は、舞台にむかい卒業生、その後ろには在校生その生徒の両側に卒業生の父兄が着席した。先生の席は卒業生を左に見る中央舞台の壁側に、来賓はその向かい側の壁側に設けられた。

卒業生はBGMの中を担任の先生を筆頭に来賓、そして教師、保護者、在校生の見守りと拍手の中を堂々と胸を張ってそれぞれの席まで行進する。規律正しく踝を返しながら自分の席に進む卒業生の入場の姿に先ず感動する。
着席し9時半、教頭先生の開式のことばによって式が始まる。

開式の言葉に続き厳かなうちに国歌の斉唱、校歌の斉唱があり、卒業証書の授与が始まった。

会場中央に設けられた舞台の小さな演台の前に校長先生が立ち、その横に教頭先生が卒業証書を手渡す役目を担い、壇下のマイクの前で担任の先生が一人一人の名前をはっきりとした大きな声で読み上げる。呼ばれた卒業生はそれに応え大きくはっきりとした声で「はい!」と返事をして舞台の階段を上がり、校長先生の前で礼をした後、卒業証書を授与される。その証書を両手で受け取り恭しく掲げ校長先生と目を合わせたあと、卒業証書を左手に持ち替えて席に戻ってゆく。 全ての生徒が毅然としていた。

卒業証書の授与が終わると、校長先生が壇上で式辞を述べられた。
サッカー選手への挑戦、好きな動物の病気を治す獣医、学校の先生、人々に夢を与える漫画家、体の不自由な人を助ける介護士、パテシエ等々、門出に向かうこどもたち卒業生38名一人一人が持つ夢への実現に向かって頑張って!そしていつも「ありがとう」の言葉を忘れずに…という内容のものだった。
これらの言葉の1つ1つがこれから巣立ってゆく子供たちへの励みとなるであろうと印象的かつ感慨深かった。

来賓であるPTA会長から心のこもった祝辞、約20名の同席の来賓の一言祝辞があった。私は感動で震える心を抑えながら万感の思いを込めて一言「卒業おめでとうございます!」と大きな声で伝えたのだった。

それに引き続き市長、教育委員会からのメッセージの披露と祝電も披露された。

子供の成長を思う親心というものは何年たっても変わらないものである。「旅立ちの日に」の合唱と卒業生からのお別れの言葉を聴いた時はハンケチで顔をぬぐう姿が沢山あった。

卒業生は、かなり練習したのであろうか、誰一人閊えることも、言い直すこともなく、小学校生活でのたくさんの思い出、それは文化祭であり、運動会であり、遠足であり、給食時間のことであり、自分の将来の夢や今までお世話になった先生、両親、地域の方々に感謝の気持ちなど、1人、1人、全員の言葉の形で語った。子ども達が自分で考えた思いを、マイクを使わず堂々と話し、式場にいるたくさんの方々に感動を与えた。

希望と別れの、悲喜こもごも、私もご多分にもれず目の前の幼い卒業生に自分の子供たちが通ってきた道を重ね、感動で胸が熱くなり頬を伝う涙を止めることができなかった。

閉式のことばの後、在校生の吹奏にあわせて、卒業生が保護者と在校生の前を通り退場して、卒業式は幕を閉じた。全ての人の惜しみのない拍手が続く中で・・・・・・・。

本当に新鮮で感動的な卒業式だった。

付記:

この学校の校長先生はこの日のために生徒41人の子供の卒業証書の名前を私のつたない指導のもとで半年以上にわたって練習し、その成果を書して渡した。先生にとっても子供たちにとっても変え難いものとなったであろうとこれもまた感慨深いものとなって印象に残っている。

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by aakinishi | 2013-03-24 10:51

人の温情

私事であるが最近のこと。
夫に病気発覚。入退院を繰り返すこととなった。
その退院後の夫が今までのように出かけることもなくなり家で退屈にしていると聞けば 時間つぶしにと落語のCDを何十枚も持ってきて下さる人、夫の病気に良いものと聞けば御自分が丹精込めて栽培している有機野菜を沢山,沢山持ってきて下さる人、夫の入院中の夜は私が一人で寂しかろうと 交流している外国人の何人かで相談したらしく銘々が手作りの料理を携えて集まってくる。そんな 人々の温情を感じる日々が今ある。

宮崎賢治の「雨にも負けず・・・」の詩が頭をよぎった。
そしてそういう者に私もなりたいと改めて思う。

特に印象に残る節

 *雨にも負けず風にも負けず雪にも夏の暑さにも負けぬ丈夫な体を持ち慾はなく決して瞋らずいつも静かに笑っている ・・・・・・・・・・ 

そういう者に私なりたい。 

*あらゆることを自分を勘定に入れずに良く見聞きし解りそして忘れず…
   東に病気の子どもあれば行って看病してやり
   西に疲れた母あれば行ってその稲の束を負い
   南に死にそうな人あれば行って怖がらなくてもいと繰り返し
 北に喧嘩や訴訟が有ればつまらないから止めろといい。・・・・・・・・・・

そういう者に私なりたい


自分のことしか考えず周囲には意識的に目をそむける人もいる中、幸せにも私の周囲の人は親切な人が多い。
それが皆自然にふるまってくれるから尚うれしい。
決して私を落ち込ませるような付き合い方をしないでいてくれる。

ある知人が言った。人には慰められることを喜ぶタイプとそうでないタイプが有ると。 
自分はどっちだろうかと考えたとき、私は強がりのせいか、人前ではいつも明るくしていたい方である。

というより直面していない時間は悲しいことも辛いことも他のことで紛れるからほんのわずかの時間だが頭や心の中から外れるのである。
人の前で涙を流せば心やさしい人々を負の状況に巻き込むことになる。
そんなことはしたくないからやせ我慢をしているのかもしれない。
しかし、家での一人の時間は強がりの私も人知れず色々なことを思いめぐらし涙を流す。

ある先輩は言った。「人は必ず覚悟をする時が来るのだから・…貴女が落ち込んではだめだよ! 家族の支えが一番だよ。」と。
覚悟を決めて自分を対処させてゆかなければ・・・・。 

当の夫は強い。 全てを受け入れ理解して面と向かっている。
彼の寛大さと優しさと毅然さゆえに私は明るく強くしていられるのだとむしろ感謝している。 

日進月歩 進歩する医学界に希望をつなぎながら 生きている限りを楽しく明るく夢見ながら過ごしたい。








 
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by aakinishi | 2013-03-08 01:00