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観劇 「 裏小路 」

今夜 友人Aのお誘いで久々の観劇をしてきた。d0053828_16445170.jpg
作・演出は中津留 章仁 企画制作はトム・プロジェクトによる「裏小路」という演劇である
キャストは 吉田栄作、秋野暢子、吹上タツヒロ、辻井彰太、下條アトムの5人
会場は新宿の紀伊国屋ホールで満席状態であった。

要は現代の社会問題にもなっている「苛め」の現実をとらえた演劇である
「いじめ」「体罰」「学校」「親」「家庭教育」などなどの言葉に関連する会話に重く切ないでも何とかしなければ!という焦燥感さえ覚える何かを感じないわけにはゆかない内容であった。
上演中のセリフの中に正確ではないが以下の言葉が頭に残っている。


「最近の生徒は根性がない」
「体罰・・それのどこがいけないのか」
「苛めはなくならない」
「人間は平等ではない」
「人は差別したい生き物だ」
「社会に出ても勝者と敗者はきまっている」
「私、若いころ苛められていました。だからいじめられているこの気持ちはよくわかる」
「親も悪い、家庭教育が悪い」
「学校はおやの顔色ばかり窺っている」
「学校はビジネスだ」
「マイノリティーの存在は?」
「生徒に意見なんてない。ただ空気を読むだけだ。」

校長、担任、バレー部のコーチ、女弁護士、生徒とわずか5人の俳優によって演じられたこの演劇は、心の中に真剣にこの問題を考えさせる何かを残した。

いじめの場合加害者の罪を明白に悪いこととしながらも被害者の他人に話せない弱さもどうかと問いかけているようにも感じた。

そして加害者の中には自分がいじめているという自覚がない生徒も多く存在しているということも訴えていた。

体罰についても時代の流れの違いもあり、どこまでの行為が体罰に値するのかの線引きの難しさも問題提起していたように思う。

これらの問題は本当に一概に答えを出し解決できるものでもないということも訴えていた。
熱血教師が不本意に子供に怪我を負わせてしまったことで学校をやめさせるという教育委員会の出した結論の中にも、この劇中の中で疑問をも感じさせることだった。


体罰を与えたくなるような子供がいないなら別ではあるが今の子供たちの一部は本当に目に余る行為をする物が多い。其れを周りの大人がどう対処したら良いのか?考えれば考えるほど難しいことであると認識した。
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by aakinishi | 2013-10-18 16:38